2025年も基本を大事に!
- 合気道 武泉塾
- 1月3日
- 読了時間: 2分
明けましておめでとうございます。
稽古の時に常に意識しているのは基本稽古の身体の使い方です。
特に昇段するまでは、徹底して基本稽古を繰り返すようにしています。
基本稽古の反復を通して身体の使い方の基礎を作ってもらいたいからです。
身体の使い方を知っているからこそ型の意味を知ることが出来ます。
型稽古において自分勝手な考えやオリジナリティを加えて型の意味を変えることはあり得ません。
例えば正面打ちにおいても捕り(技をかける人)に攻撃していくのですから、棒立ちでただ腕を振り下ろすだけでは型として成り立ちません。
また攻撃だからと捨て身のように相手に突っ込むような受けも型稽古として成り立ちません。
スピードは必要ないので、ある程度力を乗せて受けを行うこと、捕りも受けも相手との間合い、力の方向を知ることで初めて捌きの意味を理解できます。
ここまでが柔術的な解釈となります。
ここから更に型を深掘りし、呼吸を意識し、合気を意識・理解することで合気柔術と成ります。
ここまで来れば「受けが力を入れるから技がかからない」や「何をされるか分かってるから受けに逃げられる」などということはなくなっていきます。
合気を学ぶための第一歩が身体の使い方を学ぶことです。
基本稽古を繰り返し、身体にしみさせることが大切です。
もちろん型稽古において手順は大切ですが、手順だけに囚われていると単なる力技で終わってしまいます。
新しい型・技をする時も身体の使い方は基本から外れることはありません。
基本なくして技はかからない、型も理解出来ないと言うことを頭の片隅に置いて2025年も基本を大切に皆さんと稽古を楽しみたいと思います。