護身術と合気道
- 合気道 武泉塾
- 2024年8月17日
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護身術として稽古の中で打撃練習や、すぐに使える技を教えて欲しいと言われる事があります。
他の合気道教室がどういったことを教えているのかは知りませんが、私としては中途半端な知識で指導することはできないと答えています。
どんなに護身術を学んでいたとしても実際暴漢に襲われたときに、それを活かせるかは誰にも分かりません。
だから中途半端な知識は必要ないと思っています。
しかし合気道が全く護身術として役に立たないという意味ではありません。
受けにしっかり力を入れてもらい、反撃がくることを想定した稽古を続けることは護身に繋がると考えています。
それには力の方向を知る事が重要です。
それらを踏まえて、体験の時には力の流れを意識した腕外しを必ず入れるようにしています。
力いっぱい腕を掴まれても、力の方向・流れを知れば逃げることが出来ます。
型稽古をしていると「何がくるか分かっているから抵抗出来る、抵抗されたら技がかからない」と言う人がいますが、それは力の流れを無視した稽古をしているからです。
力の方向・流れを理解しようと日々稽古を積むことが結果として護身術となり得るのです。