身体の使い方は1日では身につかない
- 合気道 武泉塾
- 5月31日
- 読了時間: 3分
当塾では身体の使い方を身につける事を目的に形稽古を行っています。
習ってすぐに使えるような護身術を習いたいと言う要望も中にはありますが、中途半端な知識をつけて生兵法になるようでは意味がないと考えています。
もちろん段階を追って、もっと近代武道や護身術に近い型も追々稽古でやっていきたいと考えていますが、怪我のリスクも上がるため諸々の状況と相談しながらやっていこうと思います。
稽古中に色々な身体の使い方を話しています。全て直ぐに身に着けられる様なものではありません。
ですから、できるだけ多く稽古することが身体の使い方を身につける最も早い近道です。
しかしいくら稽古を重ねても、間違った使い方をしていると、それが悪癖となります。
特に同系統の武道を習っている場合、正しい身体の使い方を学ばず、我流で身体の使い方を身につけた方の動きは見れば直ぐ分かります。
その身体の使い方で形稽古をしても、壁にぶつかります。その結果、形を批判したり言い訳しなければならなくなるのです。または力やスピードだけに頼ったり、受け側に力を入れずに、合わせてもらわなければ技が成り立たないということになります。
現在ではSNSなど武道動画がありふれていますが、簡単な手順ほど身体の使い方が重要になります。それを知らずに動画をあげてる人も中にはいます。
特に古流の形は身体の使い方が重要となるので、手順を真似ただけでは合わせてもらわないと、かけることが出来ない技となります。
きっとSNSで動画をあげてる人は、何本かを撮ってその中の出来の良い動画をあげてると思うのですが、明らかに間違った形を堂々と動画をあげるのはどうしてなのか疑問です。
受けが力を入れたり予期せぬ動きをしたら、まず出来ないのではないかと思えます。
自分だけが正しいと思っている人ほど、謎動画を自信を持って○○流と名乗っている気がします。
そういう方は形に対しての知識が明らかに乏しく、受けの指導もできない指導者なのかなと感じます。
段位が上がるにつれ手順だけをなぞっていては、形稽古の意味は全くありません。
我が師からは、はっきりと言われます。
「形の手順を覚えるのではなく、術理を理解して、更に身体に落としていけ」「まだまだ深く考えなさい」「そこから合気や、呼吸が少しずつ分かってくる」のだと。
当塾には武道にふれた事のない方も多くおられるので、もちろん最初は手順を学んでもらいます。
その次の段階として、形の意味を理解し、身体の使い方を身に着けてもらいたいと思います。